高校入試までに内申を上げる方法〜中学試験対策のポイント

では前回の続きですが、内申点はどうすれば効果的に上げられるのか?

その対策をご説明します。

内申点=通知表の数値は、テストの点数だけで決められているのではありません。

以下のような基準をもとに決められています。
担当教師の主観がゼロというのは無理ですが、出来るだけ公正に決める為の基準といえます。

  • 「関心・意欲・態度」
  • 「知識・理解」
  • 「技能」
  • 「思考・判断・表現」

以上のポイントをABCの三段階で評価し、数値が決定されます。
もっと具体的にポイントを述べると以下のようになります。

提出物

  1. 期限を守れたか?
    これは最も重要なポイントです。
    提出物とは仕事でいうところの納期に当たります。
    提出物を守れるかどうかで、教えている教科に対する興味や関心、更に理解度が把握できます。
  2. 丁寧に取り組めたか?
    オール2をオール3にするだけならば、提出物の期限を守ればなんとかなります。
    実際答えを写したことは先生には分っていますが、期限を守らなかった生徒が守ったということは評価してくれます。
    実際ワークは○だらけなのに点数が低ければ「写したな!」と思うのは当然でよすね。

しかし、内申を4や5にしたいのならば、乱雑にいい加減にやってはNGです。
精度が求められます。
4や5を狙っている生徒たちには精度にフォーカスして取り組みようにしてください。

POINT1:提出物への積極的な取り組み
  • 提出物に日々取り組み、テスト前は対策問題を解ける時間的な余裕を創出する
    提出物の範囲は前回の範囲の次からなのですから、発表されなくても分かり切っています。
  • 「その日の授業で習った部分を3ページずつやる」などと決めて取り組むこと
  • 暗記部分以外で解けない問題があったら担当の先生に質問するのがベスト

授業態度

  1. 集中して受けられているか?
    これは授業中の私語とも関係しています。
    また、授業中にピントのズレた発言をして流れを止めてしまう生徒と逆に絶妙のタイミングでコメントしてくれる生徒がいます。
    レベル別に分かれている塾の授業でさえ、時々あることでした。
    これは、こちらの話を理解できているかどうかの問題ですので、ベストコメントができる生徒の方が内申も良いのは当然のことです。
  2. 授業にプラスの行動をしているか?
    課題を出された際に「めんどくさー。やる気ない」などと悪気もなく言ってしまう子は当然マイナス。
    逆にやるという前提で「次の授業までですか?」などと期限を確認してくれる子はプラスとなります。
    これは社会に出ても同じですね。
  3. 発言など参加しているか?
    質問に対する挙手などの印象です。
    分からないのに手を挙げるのは、普通しませんので、挙手=理解度と判断できます。
POINT2:ノートの取り方を工夫する
  • 座席が前の生徒は、先生からノートもはっきりと見えている
  • ノートの取り方が良いと評価が高くなるのは当然
  • 科目によってノートの取り方は異なるが、良いノートの取り方はある
  • クラスで成績のいい子にノートを見せてもらって参考にする
POINT3:手を挙げるタイミング
  • 挙手に関しては、ドキドキして分るものも分からなくなってしまう子もいる
  • こういうタイプの子に積極的に手を挙げなさいとアドバイスするのは無理がある
  • なので、先ずは宿題をきちんとやり、その中で解った問題だけは必ず手を挙げると決める
  • なぜなら、「手を挙げるなんて自分には無理だ!」と思い込んでいるから
  • 手を挙げる練習なのですから、指名されなくても構わない
  • 「絶対に答えられる質問だけは、手を挙げる」という習慣を身に付ける訓練だと思って取り組む

興味・関心・表現


授業中に積極的に手を上げられれば問題ありませんが、挙手に関しては消極的な子や理解が遅い子には不利になります。
発言についても、性格や能力が関係しているので、たとえ関心があってもそれを表面にアピルできない子はいつも授業中存在が隠れてしまいます。

POINT4:先生に質問に行く
  • これは提出物ともリンクするが、分からないところを質問に行ってみる
  • 生徒から質問されて嫌な気持ちになる先生はいない
  • 提出物などに取り組むと、質問したくなる
  • 友達の目が気になるならば、昼休みや放課後に先生に質問に行くという方法もあり

テストの点数


一桁や10点20点台の場合は、「全く試験勉強をしなかった」や「それ以前の内容が全く理解できていない」など、根本的な学習態度や理解力に問題があるかもしれません。
優秀な家庭教師の先生を見つけて、指導してもらってください。
ここでは30点以上は取れるという前提でお話します。

POINT5:内申を上げる方法
  • 例えば、内申にフォーカスすれば、40点も60点も残念ながら通知表は3
    (もちろん、提出物の期限を守り、授業中無駄に騒いでいない前提)
  • なので、たとえ50点を60点にUPしても通知表は変わらない
  • もちろん、合計点や学年順位は上がるが、内申は変わらない
  • なので、内申にこだわるならば、どの科目が4や5を狙えるのかを冷静に分析する必要がある
  • つまり、45点の科目は極端に言えば現状維持でもOK
  • ただ、65点の科目を80点にすれば内申は上がると考える
  • お母さんたちは子どものテスト結果を見るとついつい得点の悪い科目に目がいってしまうが、実はそこではない
  • もう少しで4や5を狙える良い点の科目にこそ注目すべき

40点を60点にするのは生徒にとっては感覚的に結構きついのですが、65点を80点にするのは可能だと思えるのです。
ですから、どの科目で4や5を狙うのかを考え、計算して、テストの目標点を決めてみてください。

以上のことを意識して学習に取り組んでみてください。
そして、内申を思いっきりUPしていきましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

1985年より学習塾の講師として、中小塾から大手塾まで常にトップ講師として30年間第一線で子供達の指導に携わってきた。 同時に、講師の研修・指導、テキストとカリキュラムの作成、校舎運営や会社の経営まで、様々な経験通じ高いスキルを身につけている。 2015年3月より、塾講師を卒業し「進路設計相談士」として、小中高生の学習指導はもちろんのこと、不登校生徒・学習不振・学習障害の子どもの指導など、既成の枠にとらわれない教育活動展開している。 また、保護者を対象にした、子育ての悩みや子供の進路設計を考える個別カウンセリングも実施。 尚、2001年からは、ベーシスト・アーティストとして音楽活動も行っており、この15年で参加アルバム9枚、自らのユニットLove music together 名義では4枚のCDリリースしている。 不登校の生徒たちが、ライブに参加して活動的になるというケースもある。